白線文庫

古本、在庫セールが始まりました。

お知らせ 白線文庫

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梅雨入りしたというのに雨が降らず、気持ちのよい天気が続きます。

午後遅い時間の湖面がきらきらととてもきれい。

先日、カフェのオープン前にSTOREでテイクアウト利用してくださった年配のマダムたちが

外のベンチで涼んでいってくださったのが、とてもいい光景でした。

この季節ならではの贅沢です。

 

さて、先日お知らせしていた、白線文庫の古本在庫セールが始まっています。

店内本棚のリフレッシュのため間引いたものや、

普段はお店に並んでいない、白線文庫の守備範囲外の本もたくさん出しています。

¥50から¥500まで。中にはずいぶんしっかりした本も混じっています。

少しずつ入れ替えもして6月いっぱいくらいの予定です。

どうぞ、掘り出し物を見つけにいらしてください。

STOREの開店時間と同じ、11:00から17:30まで、

もちろんコーヒーや豆、ハーブコーディアルドリンク、焼き菓子のお持ち帰りもできますよ。

本はエントランスに並べていますので、ふらりとお寄りください。

 

●セールコーナーに限り、本の物々交換もお受けします(辞書や情報誌、シリーズものなどはのぞく)。

だれか他の人の喜んでくれそうな本、大歓迎です。どうぞお気軽にお持ちください。

なお、白線文庫では本の買い取りはいたしません。

 

 

 

 

紫陽花の季節

白線文庫 雑記

風が気持ちいい日が続きますね。

今朝ご近所さんが両手一杯の紫陽花を持ってきてくださいました。

しばらく蒜山のクロモジが新緑を楽しませてくれていた大きな花器へ活けかえ。

八重の柏葉紫陽花。季節の移り変わりを感じます。

もうすぐ梅雨。カフェでゆっくり本を読むのにもうってつけの季節ですね。

古本の在庫セールの準備を進めています。

準備ができたらまたこちらでもお知らせいたします。

 

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白線文庫より、新入荷のお知らせ

お知らせ 白線文庫

白線文庫より、入荷のお知らせです。

『murmur magazine for men 第3号』が入荷しております。

 

今回も、とても興味深い特集でした。

特にこじまさん(夫のほう)が強い衝撃を受けた様子。

これからの時代をどのように楽しんで生きて行くのか、

指針というとおおげさですが、希望が見えた気がします。

特集の、「中島正 思想入門 みの虫生活のすすめ」。

“自分で食べるものを自分で作る”という考え方。

とてもシンプルだけど現代ではほとんどの人がしていないこと。

すぐになんでも自分でというのは難しいけど、

少しずつ楽しみながら移行して行くことはできそうです。

やれる範囲で楽しみながら、が大事ですね。

 

欠品していた『いいかげん人生術』も再入荷しています。

知識や思い込みで凝り固まった頭をほぐしてくれて、読む度に元気にしてくれる、

本当にいい本だなぁと思います。

著者の秋山さんは“生命を維持するための食事”を摂らなくても生きて行ける、

食べるということ以外でエネルギーを得ることができるのだそう。

はじめはちょっとびっくりしましたが、確かにそういうことってあるのかもと

意外とすんなり受け入れることができました。

昔の修行僧とかでも、そういう人っていますもんね。

食べなくても生きて行ける(という可能性が人にはある)のなら、

それではどうして食べるのか。

考えれば考えるほど、食べることの楽しみやありがたさを感じています。

そして矛盾するようですが、自分たちのしている仕事の意味もやりがいも強く感じます。

“しなければならない”と思っていることって、そう思っているからそうなだけで、

実はそんなことなかったりするよね、なんて、いろんなことにあてはめて考えたりして。

世の中のあたりまえって、その時々で移り変わるもの。

頑なにならず、やわらかにしなやかにいたいものだなぁ。

そんなことの助けになってくれる一冊だと思います。

 

STOREにエムエムブックスの小さなコーナーができています。

どうぞお手に取ってご覧ください。

murmur magazineのバックナンバーも号によってありますので、

興味のある方はお声掛けいただけるとうれしいです。

 

kaori

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白線文庫より、新入荷のごあんない

お知らせ 白線文庫

 

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『アナスタシア』シリーズの最新刊が入荷しました。
お客さまの中でもファンの多いシリーズ、待たれていた方も多いのではないかと思います。
私も読むのが楽しみです。

—-

「1995年、鈴の音が響きわたるシベリア杉、
リンギング・シダーの謎を追う実業家ウラジーミル・メグレは、
オビ川のほとりで孤高の美女アナスタシアに出会い、
タイガの森の奥深くで不可思議な3日間を過ごす。
たぐいまれな美貌と叡智と超能力を備えた
アナスタシアが語る、人間と自然、宇宙、
そして神についての真実とは……?」

 

ファンタジーのような不思議な物語なのですが、
ロシアで出版されベストセラーになり、
今では世界20カ国で翻訳されています。
それほどに、人の心を惹き付ける力を持つ本なのでしょう。
私自身も2巻目を読み終わった時に、
これはもしかすると、これまで読んだ中で
一番心を揺さぶられた本かもしれないと感じました。
そう思うといてもたってもいられず、
お店に置いていろんな方に紹介したくなったのです。

すべての方におすすめしたいのですが、
特に、農に従事されている方、家庭菜園をお持ちの方、
庭で植物を丹精こめて育てておられる方、
あるいは、小さな子どもを育てている(これから育てる)方には、
実感を持って読んでいただくことができるのかもしれません。

幸せとはなにか、どうすれば幸せになれるのか、
そういうことを日々考えているという方にも
この本はきっととてもいい本だと思います。
答えはそれぞれその人自身の中にしかないものだけれど、
それに近づくためのヒントのようなものは
たくさん詰まっています。
アナスタシアという、本当の意味で満ち足りて幸せな
ひとりの女性の物語を通して、
きっとそれを感じることができるはず。

—-

 

原書のロシア語では10巻まで発表されているとのこと、

今回は6巻が日本で翻訳され発売されたところです。

この巻が気になるのだけど途中から読んでもいいものでしょうか、と

たまに聞かれるのですが、知識や情報を取り入れる類いの本ではなく物語ですので、

個人的には最初から読んでいただくのがおすすめです。

すでに何巻も発表されているシリーズものは読み始めるのにちょっとした覚悟がいりますね。

私は2巻が衝撃的でとても好きでしたが、1巻だけ読んでもとてもよかったという話もよく聞きます。

気になったらまず1巻を読んでみて、しぜんと次が読みたくなれば続きを、

というのもいいかもしれません。

本は人と同じで相性があります。

でも、もし気になるのなら一歩踏み出してみるのも。

春は新しいことを始めたくなる季節ですね。

見本はカフェでお読みいただくこともできます。

ぜひお手に取ってご覧ください。

 

 

 

ロベール・クートラスのカルト

お知らせ 白線文庫

白線文庫でも大小の作品集の取扱いのある、ロベール・クートラス。

ご縁あってクートラスのカルトを店内に飾らせていただいています。

私たちがクートラスの絵を実際に見たのは2012年のフランスのシャルトルでの展覧会でした。

その日は日曜日。シャルトルの大聖堂ではミサがおこなわれていて、

一歩踏み入れると高い高い天井とステンドグラスからもれる日の光、

そして聖歌隊の壮大な賛美歌に体全体が包まれたような不思議な感覚。

異国の田舎町の、大聖堂のすぐ横の美術館で見たクートラスは今でも忘れられません。

それから数年。まさか自分たちがここでこうしてお店を開いていることも、

お店でクートラスをかざらせてもらうことができるなんてことも、

その時には夢にも思いませんでした。

 

そしてこの度、ありがたいことにさらに数点のカルトをお貸しいただけることになりました。

3/3(金)より4月の初旬まで、店内にてひっそり展示をさせていただきます。

作品集の販売はいたしますが、作品は個人の蒐集品ですので販売などはいたしません。

※閲覧の際はカフェのご利用をお願いいたします。

 

栃木の黒磯で白線文庫を開けていた頃、お客さんとの会話の中で

今でも印象に残っている話があります。

詩人についての話でした。

世の中には詩集を読む人と読まない人、二種類の人間がいるのだけども、

詩集を読むのは詩人だけなんですよ、というようなことをおっしゃっていたと思います。

“詩を読むのは詩人だけ”ということは、詩を読む人は、

詩を書いてはいなくても潜在的には詩人と呼んでいいいのかな、などと

あれやこれや考えていて、ふと、

詩人というのはただ詩を書く人だから詩人というのではなくて、

その人の在り方のことなのだな、と、思った記憶があります。

その時の話は、詩集というのはあまり売れないものだという話だったような気もしますが、

その頃私がちょうどクートラスについて考えていたことと重なり、

詩人の話がクートラスとむすびつき、心の中に染みついています。

 

クートラスのカルトの作品集『僕の夜』に、クートラスの友人の画家ヤンケルが

生前のクートラスにむけた、こんなことばが引用されています。

「クートラスはロマネスク時代の存在なんだよ。

彼は12世紀に生きればよかった。

今の時代はこうした孤独な夢想家、天才的な職人そして心底からの詩人なんか見向きもしない。

われわれの時代は、詩人たちを必要としていない。」

 

ここでいうわれわれの時代というのは、20世紀のことでしょう。

さて、今は。

 

じわじわとですが、クートラスの絵をいいなぁと感じる人が増えてきている気がしています。

知人にもクートラスを所有している方がいますし、

不思議なご縁ですがこうしてハクセンでもかざらせてもらっています。

クートラスが今の時代に生きていたとしたら。

「捨てたものじゃないな。」とか言ってくれるのかなぁ、なんて勝手に考えてみたりしています。

 

kaori

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